導入事例

高耐刷性減感インキ「FN-LP100」で作業効率を高め、トータルコストを削減

ノーカーボン紙を使ったビジネスフォームの大量印刷では、実は、版を傷つけにくい高耐刷性減感インキを選ぶことで、作業効率や印刷品質が向上し、コストが大きく削減されます。株式会社高速では、エム・ビー・エスのCTP版用高耐刷性減感インキ「FN-LP100」を導入して、トータルコスト削減に成功しました。工場長の内藤 喜好さん、生産部・技術開発部部長の樺沢 克行さんに「FN-LP100」の使い方や導入効果を伺いました。

CTP版の交換回数が減っただけでなく、「使いやすい」とオペレーターが高評価

川越工場 工場長 内藤 喜好さん
川越工場 工場長 内藤 喜好さん

高速はビジネスフォーム印刷を専門とする印刷会社です。埼玉県川越市の工場で、単票、連続帳票、冊物などの各種印刷物を製作。その製品は、全国の金融機関、官公庁、物流企業などさまざまなビジネスシーンで利用されています。大手印刷会社からの仕事も多く受けています。
同社では従来、ノーカーボン紙に印刷する際の減感インキとして、主にエム・ビー・エスの「FN-300」を使用していました。工場長の内藤さんは、「減感効果の高さと印刷品質の良さから、FN-300を選んでいました。しかし、減感インキは、どうしても大量印刷の場合にインキ成分中の粒子によるCTP版の劣化が起きやすく、そのたびにオペレーターは版を交換しなければなりません。もう少し版が長持ちする減感インキがあったら、と考えていました」と語ります。
相談を受けたエム・ビー・エスは、高耐刷性の減感インキ「FN-LP100」を提案しました。高速では試験用に提供されたインキを使い、印刷テストを実施。その結果、期待していた効果が得られ、作業をしたオペレーターからも「使いやすい」「このインキに替えてほしい」との声が上がったため、FN-LP100が本格的に導入されることになりました。

FN-LP100に替えてCTP版が5、6倍長持ち
UV印刷の仕事にも安心して使っています

FN-LP100の導入効果は、「想像以上だった」と生産部・技術開発部 部長の樺沢さんはいいます。
「FN-LP100に替えてからは、版の交換頻度はロール原紙(8,000m巻)で、5、6本ごとに1回で済むようになりました。
単純計算で従来インキより5、6倍も版が長持ちしていることになります。版の交換作業自体は数分しかかかりませんが、交換のたびに見当を合わせる手間も必要となります。スプレーチェッカーを吹きかけて、見当をチェックして……とやっていると30分くらいかかってしまう。版の交換頻度が減ったことで、そうした手間や、生産を止める時間が大幅に減りました」 。

川越工場 生産部・技術開発部 部長 樺沢 克行
川越工場 生産部・技術開発部 部長 樺沢 克行さん

最近ではUVインキを使う印刷物が増えていますが、同社ではUV印刷の減感処理にも、油性インキであるFN-LP100を活用しています。「UV減感インキで印刷した帳簿に捺印すると、こすれなどで印が取れやすく、汚れてしまうという難点がありました。FN-LP100で印刷すると、そのような現象は起きません。また、他の減感インキは、UVでも油性でも減感効果に不安がある場合が多いのですが、FN-LP100はいつでも安心して使えます」(内藤工場長)。
こうして気がつけば、FN-LP100を導入した月から一気にその使用量が増えていったといいます。「今では、使用する減感インキの大部分がFN-LP100です。エム・ビー・エスの感圧紙だけでなく、他メーカーのノーカーボン紙にもFN-LP100を使っており、どの紙とも相性の問題は全くありません」。

一つ一つの手間や時間が積み重なりトータルコストの大きな削減に!

導入から2年弱、内藤工場長が改めて実感しているのはコスト削減効果です。
「FN-LP100の導入により、ロール原紙の交換や見当チェックなどの作業時間が大幅に減っただけでなく、交換する版の費用や、そのたびに試し刷りする紙の費用も減りました。インキ自体の価格は従来品よりも高いのですが、オペレーターの人件費、版や紙の費用も含めて考えれば、トータルでは大きなコスト削減効果が現れています」。
さらに、エム・ビー・エス減感インキ全般の特長である、減感効果の高さも魅力だといいます。「少ない盛り量で済むため、水ローラーに減感インキがからむことによる地汚れもほぼありません。ローラーに付いてもさっと拭き取れば落ち、取り扱いがとてもラクです」(内藤工場長)。

最後に今後の課題を樺沢部長が語ってくれました。
「FN-LP100は薄盛りでも十分な減感効果が発揮されますが、現場のオペレーターは印刷に失敗するのが怖いので、どうしても余裕を見て厚めに盛ってしまいます。今後オペレーターが経験を積めば、もっと少ないインキの量で印刷できるようになり、さらなるコスト削減が期待できると思います」。
同社では、ノーカーボン紙を使う印刷の受注がここ数年増加傾向にあります。同社の提供する高品質なビジネスフォームが高い顧客満足を獲得している証拠といえます。同社はこれからも印刷品質や作業効率を追求し、複雑化・高度化するお客様のニーズに応えてくれることでしょう。

ご紹介

株式会社高速
川越工場 工場長 内藤 喜好さん(右)
生産部・技術開発部 部長 樺沢 克行さん(左)

株式会社高速は1968(昭和43年)にコンピューター用連続帳票の生産工場として創業し、ビジネスフォーム印刷会社として成長してきました。現在はビジネスフォーム印刷のほか、印刷加工、データプリントなどのサービスを提供しています。

ウェブサイト: http://www.koosoku.co.jp

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